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2009年 11月 29日
妻面の頂上部以外は完成しました。
これまでにたくさんの方々の協力をいただいたことに感謝申し上げます。 今回は、金沢大学に留学中の劉くんも参加して楽しんでいました。 金沢から2日間参加してくださった陶芸家を目指して研修中のトシコさんから嬉しいメッセージが届きました。ワークショップをこれからも継続していかなければと励みになります。 ここに、トシコさんから頂戴したメッセージの一部を掲載します。 ***** 先日はどうもありがとうございました。 土曜日の悪天候や疲労も吹き飛ぶくらいの濃密な時間を経験することができました。 なにより、プロの左官職人の仕事を間近に見ることができたこと、江戸時代にこの土蔵をつくった人々と、修復作業をすることで心通じ合えたというか、交信できたというか…とにかく不思議な感覚を味わえたことがとても嬉しかったです。 土に触っていると、時代や人種を容易に飛び越え、人がヒトである根源のようなものに触れることができるような気がします。それはとても心落ち着く、なにかに守られているような感覚でもあります。 土蔵のように建物をつくったり、それに畑仕事も、やきものも…土にかかわるあらゆるものごとが、それを感じることができるような気がします。 今回私は、やきものをしている上で、ごく自然に興味を抱きはじめた土塀や土蔵のなりたちを知りたいと思ったことと、それをつくる左官やさんの仕事を見てみたい、体験してみたいという単純な理由で参加をしたのですが、それ以上に本当に多くのことを体感することができました。参加していた方々と交流できたのもとても大きな収穫です。 輪島での、土蔵の文化や必要性も深く感じました。それは今まで私は全く知らなかったことです。 そして、これからのやきもの制作が、今回の経験をしたことでなにかしらの変化していきそうな予感です。うまく言葉にできませんが、確実に、今まで感じることの無かった感覚が燻り始めています。 今後も、予定が合えば是非、お手伝いさせていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。
by wajima-renovation
| 2009-11-29 23:58
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